マスターズトライアル

2021マスターズトライアル第1戦中国大会レポート

2021FTJ全日本マスターズトライアル第1戦中国大会
開催日:3月14日
会場:グリーンピアせとうちトライアル場(広島県呉市)
主催:日本トライアル連盟(FTJ)
主管:マスターズトライアル事務局
後援:ストレートオン
協賛:住友ゴム工業株式会社

2021年3月14日。マスターズトライアルの22年目のシーズン開幕戦を迎えました。未だコロナ禍で不安な要素もありますが、特に今年は出場者には当日の受付時に「健康状態報告書」の提出を義務付けされるなど、スタッフ、参加選手とも各自それぞれで対策をしての開催です。
昨年の3月は、四国大会を開催していました。この時は新型コロナウイルス感染症の拡大初期で、不安しかない時期だったのでエントリー数も限られました。今年もよろしくない影響は確実にありましたが、この1年の過ごし方で得た知見で、昨年同時期よりは落ち着きがあり、昨年出場自粛していた選手も一年ぶりにやって来たりとうれしいことがありました。
会場は、広島県呉市の“グリーンピアせとうち”のトライアル場。海岸線なので、すぐ横は海があります。10年ほど前にもこの会場を使わせていただきましたが、その時の記憶からすると5倍くらいに広がっている印象で、特に今回はセクション用地として使わなかった(マスターズ向きのセクションとしては激しいので使えなかった)、いくつものヒルクライムラインがあって、かなりトライアル的にオイシそうな会場です。
今回は、82歳の浜見正翁が不参加でした。理由は体調不良?で、そういうと病気かと心配される方もいるかも知れないので言いますけれど、トライアル練習中にちょっと負傷したそうで、今後の復帰のために今はグッと我慢の時だと言うことです。
今回のセクションは、黄色ゲートマーカー設定はなかなかの難度でした。必ずしも“振り技”が必要では無いけれど、それにはシビアなライン取りとターンの熟練度が要求されます。あれ?それはいつも通りじゃ無いか、と文章にすればそうなのですけど、いつもよりも1割増しで作られていた感じでした。それでもオープンAクラスでは、昨年は出場自粛で久々の出場となった三好弘祐選手は8セクション×3ラップをわずか減点1で走り切りました。60歳を過ぎているはずですが、さすがは全日本の国際B級の現役ポイントランカーです。同じく黄色ゲートマーカーを走る45歳代クラスでは、吉本径造選手と松本繁選手の一騎打ちとなりました。終わってみると二人とも減点35、クリーン9。減点1の数が多かった吉本選手が優勝となりました。
浜見翁不在の今回、最年長は76歳の石川増美選手。75歳代クラスなのでセクション内自由ラインなのですが、赤ゲートマーカーにチャレンジ。軽い身のこなしで19個ものクリーンを獲得されています。
次戦は新潟大会、5月16日開催です。当初5月2日予定でしたが、雪が多いところでもあり、準備を含めて後ろにずれました。また、6月13日に開催予定だった近畿大会は、諸事情により中止せざるを得なくなりました。
今大会のリザルト、シリーズ戦日程やエントリー方法については、日本トライアル連盟のホームページで確認して下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com